原生林紀行・黄泉の郷熊野へ

日本各地に残されている貴重な森を訪ねて写真を撮ってきました。異界の国、黄泉の郷を訪ねて熊野を歩いてきました。
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作品集の紹介
  私が今までに発表してきた写真集です    ★「追いつめられたブナ原生林の輝き」          モノクロ B4判 ブレーンセンター社 刊4800円(税込み)                          ★「 岸和田のだんじりまつり]          モノクロ A4判 日本機関誌出版センター刊2000円(税込み)                     ★「母の森」和泉葛城山のブナ林                     モノクロ A4判 日本機関誌出版センター刊2000円(税込み)                     ★「一本だたらの森」大台ヶ原                     モノクロ B4判 日本機関誌出版センター刊3000円(税込み)                     ※購入希望の方はご連絡ください 送料は当方で負担します   
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日本リアリズム写真集団大阪支部展

 

JUGEMテーマ:写真

 

 今年も私が所属している日本リアリズム写真集団大阪支部展の写真展の時期を迎えました。私の出品作品を紹介します。今年の作品は「変異の森はフロンティア植物か」というタイトルで、長野県辰野町小野の枝垂れ栗森と 広島県北広島町田原のテングシデの森を取り上げました。遺伝子と進化について考えました。機会がありましたらぜひご鑑賞ください。

 

 

 

 

長野県辰野町小野の枝垂れ栗の場合

 

畏敬の森

 

 

 

 

 

 

 

 

畏敬の森

 

 

 

 

 

 

 

 

畏敬の森

 

 

 

 

 

 

 

 

畏敬の森

 

 

 

 

 

 

 

 

広島県北広島町田原のテングシデの場合

 

畏敬の森

 

 

 

 

 

 

 

 

畏敬の森

 

 

 

 

 

 

 

 

畏敬の森

 

 

 

 

 

 

 

 

畏敬の森

 

 

 

 

 

 

 

 

小野のシダレグリ・大朝の天狗シデについて

長野県小野のしだれ栗の自生地には800本以上のしだれ栗が自生し、群落をつくっています。大正9年に「小野村枝垂栗自生地」として国の天然記念物に指定されました。枝垂れ(しだれ)とは 枝が重力に逆らえずに垂れる性質です。そしてシダレグリの枝は成長して枝分かれすると、まっすぐ伸びている枝が数年で枯れ、分かれたほうの枝が育つという変わった性質を持っています。つまり、しだれ栗は「しだれ」と「頂芽の枯死」というふたつの性質によって幹や枝の成長の姿に特異の体質を帯びたシバグリの突然変異なのです。調査によって種子による世代交代が行われていることが明らかにされています。

テングシデは枝條の屈曲が著しいイヌシデの変種で北広島町大朝の田原・灰谷に自生しています。最近の調査で 幹が曲がりくねるなどの特徴は、土質や気象条件等の環境の影響ではなく、突然変異による形質が種子によって代交代が行われ遺伝的に固定されたものであることが明らかにされました。この珍しいテングシデが大小100本以上群生しています。2000(平成12年)に国の天然記念物に指定されました。テングシデに対する畏敬の想いや、木を損なう行為に対するタブーなどから、この地で大切に保護され現在まで残されてきたのです。

最近遺伝子の解析技術が飛躍的に進歩しました。その結果、生物の進化についての新たな見識が生まれています。今や突然変異という現象を抜きにしては進化を語りきることは出来ません。遺伝子の塩基配列に物理的変化が生じた場合、個体レベルでは発ガンや機能不全などの原因となる場合があります。しかし、突然変異は集団レベルでみれば、新しい機能を持った個体が生み出されたことになるので、進化の原動力とも言えます。シダレグリや天狗シデという「奇形」の植物は幼木や成木・古木に至る三代以上にわたって遺伝子が継承されています。学者は「新種」として認知すべきだといいます。
こうした新たな形質を持った生物が現在の地球環境のなかで今後どのような変化をみせるのか注目されます。生物は環境に適応するために形態・生態・行動などを都合よく作りかえてきました。こうして地球上のあらゆる環境のもとで現在多様な生物が存在しているのです。その適応の最前線の生きものをフロンティア植物(前衛植物)と言います。そうだとすればシダレグリや天狗シデも新しい生物の可能性を切り開くフロンティア植物となる可能性があるのです。

 

 

 

畏敬の森

 

 

 

 

 

畏敬の森

 

 

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